こんばんは!2020年2月生まれのデグー、きなことおもちの飼い主、下僕です!
デグーをお迎えすると決めた時、きっと誰もが単頭飼いにするか、それとも多頭飼いにするか悩むと思います。
今回は単頭飼い・多頭飼いのメリット・デメリットから最適な飼育環境を考えていきます。
もともとデグーは群れをつくって生活する
野生下でデグーは群れをつくって生活する動物です。
家族や兄弟、メス同士で群れをつくって生活し、高度な社会性を持っているとも言われています。
群れで暮らすことで、天敵からの攻撃に注意を払い、寒い冬には巣穴で仲間同士でかたまることで寒さをしのいでいるそうです。
単頭飼い
単頭飼いの魅力
単頭飼いの最大の利点はデグーが懐きやすいところであると思います。
コミュニケーション相手は飼い主しかいない単頭飼いでは、必然的にデグーと仲良くなりやすくなります。
メリット
- ベタ慣れしやすい
- 飼育が楽
- 体調管理がしやすい
- コスト面
べた慣れしやすい
あくまで傾向の話で個体差はあります。
ただ、飼いやすさと並びベタ慣れはデグー最大の魅力。
ベタ慣れを目指す方にならオスの一匹飼いがオススメです。
飼育しやすい
デグーは基本を押さえればあまり手がかからないペットです。
餌も牧草とペレットなので腐ったりせず管理も簡単です。
体調管理がしやすい
デグーの体調管理は、食事や水分摂取量、排泄物の観察、体重計測が基本。
食欲減退・糞が小さい・量が少ないなどの体調の変化には早く気づかないと命取りになることがあります。
野生下でデグーのような小動物は捕食される立場の弱い動物で、体調が悪くても弱味を見せられず隠そうとします。
同じケージ複数のデグーがいると食べ残しがあってもほかのデグーが食べてしまうことや糞が小さくてもどのデグーのものか分かりません。
一匹の方が体調の変化のサインに気づいてあげやすいです。
コスト面
勘違いしないでいただきたいのですが、1匹でも2匹でも小動物といってもお金はそれなりにかかります。
デグーを飼う前に考えてほしい事のが「経済的負担」。
身体が小さいしから餌もそんなに食べないだろうし、お金もかからないのでは?
そんなことはありません。小さいわりによく食べます。
エサ代以外にも「ケージに敷く床材・止まり木・エサ入れ」なども必要です。
こうした消耗品の多くは定期的に買う必要があります。こと。
意外に出費がかかります。
年齢を重ねると増えるのが病院への通院や入院。
ペット保険に入っておくのも一つの手段かもしれません。
ただ、1匹と2匹ではそこまで大きな差にならないような気もします。
デメリット
- 寂しがる
- 運動不足になる
- デグー団子が見れない
寂しがる
デグーと十分に接する時間がない場合、デグーの寂しさは解消されません。
飼い主を呼ぶために「キーキー」鳴きつづけるので、この行動に悩まされる飼い主も多いとか。
デグー自身もストレスから自傷行為に及ぶ場合もあります。
飼い主の睡眠に影響を及ぼしたり、近所に迷惑をおかけるする心配もでてきます。
個体差もありますが、あまりかまってあげられない場合は、単頭飼いをオススメしません。
運動不足になる
飼い主が仕事や学校に行っている間はデグーは独りぼっち。
やることがないので、寝て食べるを繰り返し運動不足になりがちです。
デグー団子が見れない
見るだけでも癒されるデグー団子ですが、もともとデグーは寒い冬に巣穴で仲間同士でかたまることで寒さをしのいでいます。
デグーをお迎えすると夏・冬はエアコンを稼働して温度管理することになりますが、万が一故障などのトラブルが発生しないとも限りません。
トラブルがあっても多頭飼いであればデグー自身で身体を温めることができる可能性があります。
多頭飼い
多頭飼いの魅力
群れでデグーを飼うことにより、デグー本来の生活に近い姿を見ることができます。
美しい歌声を聞けるのも、多頭飼いならではです。
デグー同士の鳴き声をつかったコミュニケーションや重ね合って団子になって眠る習性も見られます。
メリット
- 寂しがらない
- デグー団子が見れる
- デグー同士のやりとりを見れる
- デグーの個性を楽しめる
最初の2つは単頭飼いのデメリットの裏返しになりますが、寂しい思いをさせないというのは非常に大きなメリットです。
デグー同士のやりとりを見れる
じゃれあって相撲したり、鳴き声でコミュニーケーションを取っていたり、デグー団子を作ったりと面白い姿を沢山見ることができます。
人間に甘える姿も可愛いですが、デグー同士のやりとりは非常に魅力的で、多頭飼い一番のメリットだと思います。
きなことおもちもよくピルピルいっていちゃついています。
デグーの個性を楽しめる
人間と同じように、デグーにも個性があります。
我が家でいえば、きなこはマイペースだけど物おじしない、おもちはお調子者のびびりという性格です。
デグーを観察していると様々な性格があるのがわかります。
結局慣れるか慣れないかもデグーの個体差が一番の要素だと気付かされます。
デメリット
- ベタ慣れはしにくくなる
- 相性がいいとは限らない
- 妊娠する可能性がある。
- 体調管理がしづらい
- 飼育が大変
- 病気が移ることもある
- コスト面
ベタ慣れしにくくなる
シンプルですが、多頭飼いでは飼い主以外のコミュニケーション相手がいるので、デグーが懐きづらくなります。
相性がいいとは限らない
同じケージのでの飼育を前提に二匹以上お迎えする場合には注意が必要です。
同居の組み合わせは、離乳前から一緒に育った血縁のオス同士・メス同士の組み合わせがうまくいくといわれています。
血縁関係のないオス同士は縄張り争いや順位付けで喧嘩になりやすくおすすめされておらず、メス同士の同居が最適な組み合わせと言われています。
こうした条件を満たしていもうまくいかないときはうまくいきません。
相性が悪ければ、じゃれあいを通り越してお互い怪我するレべルで喧嘩する場合があります。
そうなった場合は別居が必須です。
人間と一緒で相性が悪くなってしまったものをどうにかするのは難しいです。
ちなみに、我が家のきなことおもちはペットショップで同じケージで暮らしていたメス同士です。
食事の時は威嚇しあうこともありますが、幸いにしてこれまで喧嘩もなく仲良く過ごしてくれています。
しかし、万が一単独飼育になっても大丈夫なようにケージなどは用意しています。
妊娠する可能性がある
同居には離乳前から一緒に育ったきょうだいがよい、オスメスのつがいもよいとされます。
しかし、デグーは生後半年を過ぎればきょうだいであっても繁殖してしまいます。
妊娠出産自体が母体に大きな負担がかかる行為です。
不用意に繁殖させると飼い主自身にも負担が多く発生します。
繁殖を目的としない場合はケージを分ける必要もあります。
私もきなことおもちの子どもを見たい!という気持ちはありますが、今はデグーの子育てをしっかりと支える自信がありません。
生き物のありようを考えれば、きなことおもちには非常に申し訳ないと思う気持ちもありますが、我が家では繁殖しない、オスデグーとの同居はしないという選択をしました。
体調管理がしづらい
単頭飼いのメリットでも触れましたが、体調の変化には早く気づかないと命取りになることがあります。
デグーの体調管理は、食事や水分摂取量、排泄物の観察や体重計測が基本です。
同じケージ複数のデグーがいると食べ残しがあってもほかのデグーが食べてしまうこともありますし、糞が小さくてもどのデグーのものか分かりません。
一匹の方が体調の変化のサインに気づいてあげやすいといえます。
病気がうつることもある
デグーのかかる病気の一つに真菌症(カビの一種)があります。
人間でいう水虫のような病気です。
毛が抜けて、福家が出て、皮膚がカサカサします。
カビの一種というだけあって多頭飼いで同居しているデグーがいれば、そちらにも感染している可能性も。
発症した場合、別々のケージでデグーを飼育する必要があります。
飼育が大変
ここまで見たように多頭飼いといっても、常にケージを分けた単頭飼いを意識して飼育する必要があります。
もし部屋んぽをさせるのであれば、デグーごとに時間をとることになるでしょう。
コスト面
多頭飼いならデグーの数だけケージも必要ですし、エサ代や医療費もその分増えてきます。
1匹と2匹であればそこまで大差はないような気がしますが、ケージ以外にも「エサ代、ケージに敷く床材・止まり木・エサ入れ」なども増えれば増えた分だけ定期的に購入する必要があります。
年齢を重ねれば病院のお世話になることも増えてくると思います。
ペット保険に入っておくのも一つの手段かもしれませんが、保険料も安くはありません。
そういったことも計算に入れておく必要があります。
おすすめは「多頭飼い」だけど
一番大切なことは家庭環境にあった飼い方をしましょうということです。
費用面の不安があったりデグーとパートナーとなりたい等の場合は単頭飼いが良いです。
しかし、我が家のようにデグーと遊ぶ時間があまりとれないとかデグー団子が見たい等の場合は多頭飼いがいいでしょう。